2018年7月10日火曜日

茅ヶ岳


2018年06月30日(日)

【山名】茅ヶ岳

【山域】奥秩父前衛

【コースタイム】 深田公園駐車場9:10...女岩10:23...11:06尾根分岐11:12

                ...11:17深田久弥先生終焉の地...11:38茅ヶ岳山頂12:23
                ..14:30.深田公園

梅雨が明けた最初の土曜日、山の会の仲間と茅ヶ岳に上ります。
中央高速道韮崎ICの料金所をでて右折、県道27号線を15分で道路沿い
の深田公園駐車場に、自宅出発から3時間後の9:00到着です。


綺麗なトイレを拝借して、9:10分登山開始です。
駐車場から奥へ、深田公園の手前で右手の林に延びる平坦な一本道に入ります。
疎林に残る廃屋が、かつてはこの地に開拓の暮らしがあったことを彷彿させます。
30分程で前山大明神林道に出合い、向かい側に「女岩」の指導標を確認します。


登山道は次第に沢地形が顕著になり、両側に尾根が迫り緩く傾斜もついてきます。
風が通らない場所らしく、地表が乾ききらない湿った状態で湿度が高い上に、
慰みと頼む花も端境期で少なく、きょうの茅ヶ岳登山は、心身ともに弾みません。






大汗をかきながら女岩の場所に着くと、以外にも女岩は、崩落の危険がある為に
「立入禁止」になっていました。
前回2008年の登山では、岩壁から流れ落ちる水をすくって飲んだ記憶があります。
(立入禁止措置は2012年3月27日から始まったようです。)


女岩からは急登になります。
北に向かって一気に、女岩のコルへと突き上げる沢地形を上ります。
女岩を右に迂回して岩混じりの道を抜け、雑木林をつづらに上って行きます。


林床にハシリドコロの群生が黄色い朽ち葉を曝して時節を終えようとしています。
私の山登りも朽ち葉色、WCサッカーで夜更かしが続いたせいと言い訳しなければならない程、体が重く苦しい息遣いで、茅ヶ岳ってこんなに急だったかしら!と信じられない思いになります。
女岩のコルにメロメロになって到着した私に仲間がメロンを御馳走してくれました。
このメロン、元気回復の即効薬でした。






稜線に乗って5分で、「日本百名山」の著者深田久弥氏の終焉の地があります。
この日は生憎低い雲に隠れていましたが、金峰山の展望が素晴らしい所です。
細尾根を幾度か岩を乗り越えて山頂へ。
低層の雲が四方を厚くつつんで展望は望めません。
20名程の登山者が、みなさんお弁当を広げて和やかです。
腰を下ろし、仲間の愛妻弁当をおすそ分けして貰います。






下山は女岩ルートの西隣りの尾根道を下ります。
往路とは違って風も通って地表も乾いています。
キリンソウやウメガサソウなど花も咲いていて楽しい下山路です。






朝の林道に出合って、女岩ルートの登山口を経て、深田公園に立ち寄ります。
「百の頂に百の喜びあり」記念碑に刻まれた句に思いを重ねます。


自分なりの山登りのスタイルに変化を持たせる時が来たとの思いはありましたが、今回の茅が岳はその思いを切実にしました。
夫々の山の夫々の楽しみを!明日へ続け。





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