2015年1月17日土曜日

大山 石尊沢右岸尾根・梅ノ木尾根

大山の奥ノ院に詣ます。


2015年01月14日(水)☀→

【山名】 大山(標高1251m)

【山域】 東丹沢

【ルート】 伊勢原駅7:35=8:00広沢寺温泉入口8:20…二ノ足林道…山の神隧道…9:30不動尻
       …9:40キャンプ場跡9:47…10:39唐沢峠10:48…10:57石尊沢右岸尾根…12:22大山の肩
       …12:28大山13:15…13:24不動尻・見晴台分岐・・・13:40P989…14:0P.893梅ノ木尾根へ
       …14:45大沢分岐…15:03二ノ沢ノ頭…15:39奥ノ院…15:57日向林道
       …16:22日向薬師バス停16:45…17:08伊勢原駅




大山は江戸時代には【大山詣】が庶民の人気を集め、
関東各地の四方八方から【大山道(おおやまみち)】と呼ぶ参詣道が通じていました。

今も、都心から電車とバスを乗り継いで2時間以内というアクセスの良さに加え、
標高1251mの山頂まで1時間20分という登り易さで多くの登山者に親しまれています。
登山口は隣接する伊勢原市、厚木市、秦野市に夫々複数拓かれていますが、
ケーブルカー利用で観光客も訪れる大山阿夫利神社を経由するコースがメジャーです。

今回私たちは、厚木市の不動尻登山口から唐沢峠に出て、石尊沢右岸尾根を上った大山の肩から大山山頂を目指します。下山は梅の木尾根で日向薬師に下ります。




伊勢原駅から七沢温泉行きの路線バスに乗車(300円)、広沢寺温泉バス停で下車します。
不動尻まで長い林道歩きのスタートです。



冷たい風が吹き抜ける唐沢峠です。
あわてて上着を羽織ります。



唐沢峠(C800)から唐沢川(C750)まで標高差50mを作業道で下ります。

身を切る風の冷たさに縮めた首伸ばすと、午後から曇る予報ですが、ガラスのように冷たく澄んだ青空が広がっています。樹間にこれから上る石尊沢右岸尾根(左)とネクタイ尾根(右)を確認します。




右から石尊沢、左から南大山沢が出会うと、石尊沢右岸尾根の取り付きです。
尾根は大型の哺乳類の骨格を思わせる木々の根張りが逞しい、痩尾根です。




FPU基地局の電波塔が無粋な景観の大山山頂へ七沢5061と表記された電柱からケーブルが延びています。

時には地べたに張り付かんばかりに容赦ない痩せ尾根を、辛抱の粘り強い登りで大山の肩(C1175、不動尻から大山山頂に上る一般登山道)に出ました。
核心を終えたこの瞬間の安堵感、この解放感はいい気分です。
ここからは大山山頂まであと15分、油断大敵、直に気を引き締めます。




大山山頂下の広場に憩う登山者と北方の大山三峰、奥に宮ヶ瀬の山々。
ヒルのいない今が登山チャンスです。




 
奥の院から富士山が展望できました。

手を合わせ、今年も健康で山に上らせてください。




見晴台への分岐を見送り、涸沢峠への登山道を、左に往路で登った石尊沢右岸尾根を見て下ります。

989ピークから望む大山三峰(標高934.6m)
標高は低いのですが歩き甲斐のあるスリリングなルートが魅力です。
このピークからは東に屏風尾根が延びていますが、私たちは893ピークへ、北進します。



893ピークからは東に、梅の木尾根に入ります。





778ピーク過ぎの大沢分岐(C720)、この標識を、鐘ヶ岳方面に下ります。
P537の鞍部を南に、奥の院跡に下ります。




浄発願寺奥の院跡
昭和13年の山津波で社殿が壊滅、境内には岩屋が残されています。
浄発願寺は130mほど下った日向川の右岸に再建されています。

石尊沢右岸尾根、梅ノ木尾根、浄発願寺跡といづれも初めて歩きました。
案内されての未知ルート歩き、とても楽しかったです。
リーダー、一緒に歩いてくださった皆様、お世話になりました。







2015年1月9日金曜日

弟の塔ノ岳

2015年01月07日(水)☁→ ☃→ →☁

【山名】塔ノ岳(標高1491m)

【山域】 表丹沢

【ルート】 大倉登山口7:42…8:53一本松9:00…9:45堀山ノ家10:00
     …10:37花立山荘10:55…11:26塔ノ岳山頂12:05
     …13:15堀山ノ家13:25…駒止の三角点13:39…16:00大倉登山口




《僕も塔ノ岳に上りたかった》というので、姉から1日置いて、弟のHも挑戦します。




登山靴の用意がなく、長靴にしましたが、念の為スニーカーも背負います。



展望はないものの、この頃までは初めての山歩きを楽しむ余裕がありました。
ところが天気予報に反して駒止茶屋辺りから雪がぱらつくようになりました。
そのうち止むだろうという思いとは裏腹に、とうとう堀山ノ家で合羽や防寒具を身に着けます。
姉に春の陽気を恵んだ山の神様が、弟には変わりやすい山の気象を訓えます。




バンザイ!ジャンプ!


山頂の気温はマイナス5度、山小屋に直行します。
丹沢チャンピオンの畠山さんと記念撮影して小屋のノートに記名しました。
山小屋で食べるカップラーメンの格別なおいしさ。

そこへ遭難者が運ばれてきました。
天候の急変に対応できなくて、筋クランブと低体温の兆候があり、苦しそうです。
小屋を温め、居合わせた登山者が介抱します。

身をもって体験した天候の急変、遭難者とその世話をやく人々、
目の当たりに繰り広げられる非日常の光景を目に焼き付けました。




長靴で一度も転ばず下りきったよ。
3年生の冬休み最後の日、がんばった塔ノ岳。




2015年1月8日木曜日

姉の塔ノ岳

2015年01月05日(月)

【山名】塔ノ岳(標高1491m)

【山域】 表丹沢

【ルート】 大倉登山口9:00…10:10一本松10:15…10:50堀山の家11:00
     …11:20萱場平11:25…12:05花立山荘12:15…12:50塔ノ岳山頂13:40
     …金冷し14:25…15:30堀山の家15:35…17:00大倉登山口


 今年も初登りは塔ノ岳です。



5年生のMは初めての登山です。
山の神様に無風快晴の登山日和をプレゼントして貰って展望も気分も上々です。



「ゆっくり歩くのがバテないコツなのよ」
元気なMを牽制します。



今晩、富士山の初夢が見られますよう…!