2014年2月10日月曜日

森吉山(標高1454.2m)と桃洞沢


4人の仲間と東北の山と沢へ。

早朝から高速道を走って到着したのは秋田県森吉山山麓の「森吉山親子ふれあいキャンプ場」、
無料のキャンプ場には炊事場・ランドリー・トイレが完備、車はテントサイトに横付けできます。
この設備で無料なんて申し訳ない。

気持ちが潤った私たちは、夕食に山道を一時間舞い戻って大葛温泉の比内ベニヤマ荘で
本場のきりたんぽ鍋を賞味、大鍋を空にする美味しさでした。

その後浸かった大葛温泉町民浴場では入湯料100円というのに番台のご婦人に
石鹸・シャンプーまでいただく始末、陸奥の旅情に身も心も温まりました。

翌日は桃洞沢(とうどうさわ)から赤水沢を周回の予定です。

テント場から森吉野生鳥獣センターへ車で移動、駐車場で沢装備を支度して
建物の脇から遊歩道に入って30分、桃洞・赤水分岐に出会いました。

帰りも赤水沢からここに出てきます。

桃洞沢はあっと驚く滝。どこを上るの?と戸惑いますが、心配ご無用。

滝心から離れた右側面にマタギが刻んだという階段があり難なく滝上に出られました。



 
あとは中滝と男滝を登れば一枚岩の平坦な滑沢が連続します。
でも油断大敵、小石と流れがうがった穴にすっぽり嵌まって全身びしょ濡れなった人がいましたよ!
 
 

 
3日目26日は小又峡と森吉山登山の2組に二人ずつに分かれて行動。

私は森吉山にしました。

森吉山はかつて夫と登った山です。

小叉峡に行く仲間に車でキャンプ場から10分のヒバクラ登山口に送って貰います。

帰りも迎えをお願いしました。

登山口の笹原を緩く登るとすぐに原生の森に入っていきます。

樹齢300年の大王ネズコの巨木を見て進むうちに回りの見事なブナ林から黒木(アオモリトドマツ?)に代わります。

水場を過ぎ階段状に整備された登山道を上りつめると視界が一気に開けました。

ブナの森の遠くに見えているのは八幡平や岩手山。ヒバクラ岳から馬の背と続く稜線。

ヒバクラ岳の肩を回って北側の山腹に広がるヒバクラ湿原に出ました。

湿原は多くの花が終わり紅葉にも早すぎる時期でしたが、オヤマノリンドウの群青色の花筒が湿原を飾っていました。

ヒバクラ湿原に佇んで、たおやかな山頂から左右対称に流れるような稜線が出ていく森吉山を眺め、木道を辿ります。

ヒバクラ分岐から黒木の樹林帯を抜けると標高1324mの仙人平に着きます。

花が少ないことだしお迎えの待ち合わせの時間も気になるので足早に通り過ぎます。

きょうも男鹿半島が見えるかしら?


最後の上りに息を切らすと30分足らずで森吉山頂上につきました。

岩木山、八幡平、秋田駒、鳥海山、太平山、 そして男鹿半島、
あの日と同じ展望を見ることができました。

 
09/24秦野中井IC 3:55=11:00角八幡平IC=大葛山荘(昼食)

     =15:00=森吉山親子ふれあいキャンプ場

09/25ふれあいキャンプ場6:00…7:02赤水沢との分岐…7:47桃洞沢

     …鳥獣保護センター1500…キャンプ場

09/26ヒバクラルート登山口6:00…7:33ヒバクラ岳湿原…8:30森吉山山頂

     …9:21森吉山池塘11:登山口11:00=雄勝町東山森林公園

 
二百名山 森吉山100/51座

 
2010-09-25~26 
 
 
 
 
 
 

2014年2月1日土曜日

赤岳(標高2899m)八ヶ岳


朝日を受けて登る岩稜帯の景色が素晴らしい。
文三郎尾根から竜頭峰を経て赤岳に登る。



赤岳山頂の山頂標にエビの尻尾がついてきらきら光っている。



横岳を背後に、これから向かう阿弥陀岳が正面に見える。




阿弥陀岳に中岳ノコルからの上りはグズグズの雪が不安定で幾度も踏み抜き後退、前進を繰り返す。


赤岳と違って阿弥陀岳山頂の標識は頭を10㎝ほど出して雪に埋まっていた。


赤岳を展望する。


文三郎尾根の分岐地点からは大同心小同心の横岳の岩峰群を眺めながら中岳ノコルから行者小屋に下る。
雪崩による大きな遭難事故があったところなので気後れするが、
周りの状況を確かめて速やかに通過、なんでもないのに胸が高鳴る。

ゆっくり行者小屋に向った。
下山は柳川南沢のルートで美濃戸に戻った。


標高順位 38位赤岳

2008‐04‐22 登山