晴れマークがのぞく
天気予報でしたが、
登山口に着くころには、
表尾根に
雲がかかりはじめました。
雑事場の平を過ぎ、
木漏れ陽の登山道を
気持ちよく歩きます。
小草平の快適な登山道を堀山の家 へ、
ツツ鳥の単調な低い声に耳を合わせると
歩調は自然とゆっくりになります。
花立山荘への苦しい登りで、
コケリンドウの10mm足らずの
こぶりな花を見つけました。
ほんわか気分です。
下山してきた女性に
コケリンドウをご覧になりましたか
と尋ねたら
「はい、可愛いですね」
と返事があって、起こした顔に
笑みがこぼれていました。
花立山荘は、静かです。
この前、
NHKのお天気キャスターが、
梅雨の晴れ間は
30パーセント弱と、
紹介していました。
平地は晴れても、
山での確率はもっと低いのでしょうが、
よしんば霧が湧いたとしても
表丹沢は危険なところがないので
霧もまた一興、
奥深い趣を味わいます。
8:40分とスタートが遅かったので、
金冷シの手前からはたくさんの下山者に出会いました。
展望地から、霧に煙る森の緑、深みを増した森の広がりがすっかり夏の装いです。
花立山を見下ろす展望地のブナは、霧のマントが似合って存在感アップです。
上りも下りももガスに包まれて、
静寂感が漂います。
静寂感が漂います。
ツツドリやホトトギス、名を知らぬ鳥の
鳴き声を聞きながら、
その姿を探して、
梢を見上げて、
歩みはゆるく。
鳴き声を聞きながら、
その姿を探して、
梢を見上げて、
歩みはゆるく。
11時30分、霧の山頂到着。
展望もまた、
時々霧が晴れる。
尊仏山荘へコーヒータイム。
飼い猫ミー君が迎えてくれました。
トウゴクミツバツツジやシロヤシオツツジの時期が終わって
花の少ない時期ですが、
赤紫のヒメハギ
黄色いジシバリ
黄色い5弁花のニガナ
が元気でした。