山のリスト

2016年7月26日火曜日

志賀高原渓谷ハイキング 


地元ガイドの案内で奥志賀渓谷ネイチャーツアーに参加します。

ブナ原生林の動植物と滝を巡るコースは、栄村の大滝(だいせん)入口から清水小屋までの全長5K、標高差30㍍を遡る2時間程のハイキングです。
同行の皆さんは81歳を最高齢に60代後半からそれ以上とお見受けする8名です。





渓谷を流れる川は、信濃川支流の源流部にあたる雑魚川(ザッコ)岩菅山と焼額山の裾野、ブナやミズナラが混生する原生の森を流れ出し、秋山郷で魚野川に合流して中津川となり、新潟県に入って日本一の大河信濃川となって日本海に注ぎます。
 





皆で希望してぴか一の大滝、大滝(だいせん)へ向かいますが、
途中でガイドスットプがかかり丸太の橋が架かる地点から引き返します。
皆の足取りを見て、先日までの雨で滑りやすくなっている大滝への道は危険と判断したようです。
ちょっと残念ですが、ほかにも見所の滝はあるとのこと、登り返して仕切り直しです。
 




辺りは、2000万年から1500万年前の海底火山活動で形成された火山岩や火砕岩が変質して出来た緑色凝灰岩の地層で「グリーンタフ」と呼ばれます。
本州の日本海側から北海道東部にかけて見られるそうです。
雑魚川の川床(一枚岩)が緑色に見えるのは、このグリーンタフです。






最初に現れた三段滝、こちらは下の段です。



上の段は川幅いっぱいに広がって、
中程に大きさが丁度五右衛門風呂くらいの甌穴が見られます。
立木が邪魔になって…言い訳ですが…写真では表現しきれない迫力です。


 
 
 
 
続いてハーモニカの滝、
この辺りの地層はグリーンタフではなくて岩盤に鉄分を含んでいるようです。
 
 



清水小屋では岸辺に降りて、安らぎタイム。
たれか、対岸の崖にカモシカを発見!
そういえば、熊も出るのです。
道々に、熊用心の鳴り物・鍋・フライパン・金づちがぶら下がっていました。
帰路それは現実のものとなって、せせらぎ遊歩道に2歳くらいの子熊を目撃。
バスを停車して眺めます。
辺りに母熊の気配はなく、私たちの気配を察した子熊の方から去って行きました。




ネイチャーツアーが始まる前に宿の付近を散歩します。
北アルプスが霞んではいますが、望めました。







夕方の散歩です。
だんだん山から霧が下りてきました。









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