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2015年7月14日火曜日

大雪山 黒岳~白雲岳 周回 2

大雪山三日目 2015年7月06日(月) 

【山域】 大雪山系 表大雪

【山名】白雲岳標高2229.5m 北海岳標高2149m 松田岳標高2136m 荒井岳標高2183m
     間宮岳標高2185m   中岳標高2113m  北鎮岳標高2244m  黒岳標高1984m


【コースタイム】
3日目(7/06) 白雲岳避難小屋5:07…白雲岳分岐5:40…6:14白雲岳山頂6:20…白雲岳分岐6:57
          …7:58北海岳山頂…松田岳…荒井岳…9:09間宮岳…中岳分岐…中岳
          …10:22北鎮岳往復10:30…白鳥雪渓…黒岳石室12:00…黒岳12:28
          =13:20リフト、ロープウエイ乗継=14:10層雲峡=岩見沢(泊









3:30朝焼けを見ようと小屋の外に出てみました。
既に一眼レフの三脚マンが二人陣取っていました。
ガスの切れ間からトムラウシ山の山頂部分だけが、時折現れては消えます。
稜線に出ても期待できそうもないので小屋の傍らで待つことにします。










北海道の朝は3時過ぎには明るくなるので5時までには、ほとんどの人が出発していきます。
きょうは私たちも順調に5:00過ぎには全員の支度が整い、白雲岳へ出発です。
気持ちの良い晴天に雪渓が輝きます。
大雪から十勝へと連なる峰々と高根ヶ原や避難小屋の景色に心揺さぶられます。
幾度も振り返り、シャッターを切る。
随分道草をくったようで仲間から遠く離れてしまいました。
急がなくっちゃ、それにしても凄い、遥か日高の山々も見えていそうです。









白雲岳の展望もまた、天下一品。
フォトグラビアでよく目にするゼブラ模様が息をのむばかりに美しく迫ります。
しきりにシャッターを押しますが、目で見るほどには上手く写せません。









5月中旬頃出現するという白雲岳の「幻の湖」のことを山のブログで知りました。

白雲岳の肩(こう呼んでいいのかしら?)、エアリアマップに「白雲平」と記載のある台地を“どこだろう?”好奇心で眺めます。
すると南東に開かれた台地の中心部分に平皿のような浅い窪みがついているように見えます。
なおも眺めると大好きな二ぺソツ山が、開けた南東面にピラミダルな山容を覗かせていました。
ここに違いない!
5月中旬に「幻の湖」を訪ねるのは叶わぬ夢ですが、想像するだけでも楽しい!
当にカムイミンタラ、神々の遊ぶ庭に遊ばせて貰う喜びを感じます。






白雲分岐に戻ったら、北海岳まで往路を戻ります。
これから先は東大雪の石狩連峰、ニペソツ山とお別れです。






右手に烏帽子岳がどこまでもついてくるつもりのようです。
北大雪の山を右に左に従えながら、ここから見る範囲では黒岳より格段存在感があります。








風衝地から眺める北海岳は大きなたおやかな山容が、“ゆっくり歩いてくるんだよ”とやさしく語りかけるようです。
稜線を登山者が北から南へ歩いていきます。







旭岳東面

旭岳北面

お鉢平

お鉢平外輪山 北鎮岳、凌雲岳、桂月岳 、黒岳

北海岳からは時計回りに黒岳に戻ります。
松田岳、荒井岳、間宮岳とカルデラ外輪山を旭岳・トムラウシ・十勝の峰々に御鉢平の展望を楽しみながら緩く登って行きます。





北鎮岳とお鉢

中岳の急登を終えると、北鎮岳をピストンします。



ピラミダルナ愛別岳が北鎮岳山頂に上って初めて姿を現します。
この愛別岳にはまだ上ったことがなく、ビウケナイ沢を徒渉して大雪山でもう一ヶ所未踏の裾合平と結ぶルートを歩きたいと思っています。







北鎮岳からは白鳥の雪形を下って黒岳石室へ、そして黒岳に上り、七合目からはリフトとロープウエイで層雲峡に下山しました。
蝦夷梅雨の四日間を補って余りある大雪山白雲岳への充実の山旅、来年も元気で再訪できますように。






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