ハイキングクラブの夏山スペシャルで、北岳に上ることになった。
山慣れた仲間からは間ノ岳も同時に登りたいという希望がでた。
リーダーは首を縦に振らなかった。
初日は御池小屋で宿泊。
行程に余裕があり、百花繚乱草滑りのお花畑にも励まされて順調に北岳山頂に到着した。
リーダーと話し合っていたメンバーがパラパラと散って行った。
「間ノ岳に行きたい人は行ってもいいですよ」とリーダーの許しが出た。
新米二人も行ってみようかとなり、途中北岳山荘によってまず腹ごしらえ、宿泊手続きも済ませた。
先輩達は大分先に行ってしまったようで心細いが、お昼を過ぎたばかりで時間はある。
自分たちのペースを守って無理に追い駆けなかった。
緩やかに上っていく稜線、中白根山、間ノ岳と傾斜は増しても見晴のきいた3000mの稜線漫歩はいい気分。
間ノ岳はだだっ広い山頂だった。
着いたところからは山頂の南側はストンと下がっていて様子がつかめない。
「あの先はどうなっているのかしら…」と話していると、
「農鳥岳や塩見岳に続いているんですよ」と隣の人が教えて呉れた。
農鳥岳や塩見岳、いつか登ることができるかしらとぼんやり考えた。
この時北岳だって初めてだったのに、思い出すのは間ノ岳のこと。
2005-08-02~04 登山
標高順位4位3190m
*2014年4月国土地理院改定、従来より1m高くなり3190mになる。
百名山100/7座
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