2016年8月15日月曜日

八方尾根トレッキング

 



「山の日」の祝日8/11(木)は、八方尾根でした。
思っていたよりずっと良い所で、グリーンシーズンの天気の良い日には家族一緒に安全に、北アルプスの山岳景観や高山植物を楽しめる天空スポットです。

2016年8月11日(木)

【山名】八方尾根(扇雪渓まで)

【山域】後立山連峰唐松岳

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)
              8/10(水) 梓サービスエリアで仮眠
              8/11(木祝)梓SA4:45=5:46青木湖5:48=6:45北尾根駐車場…登山道出発6:55 
              …7:15鎌池湿原…7:50展望台(八方池山荘)8:00…8:30石神井ケルン8:35
              …8:48第Ⅱケルン…8:58八方ケルン…9:10第Ⅲケルン・八方池9:26
              …9:30下の樺…10:00上の樺…10:25扇雪渓10:30…(引き返す)…10:40上の樺
              …下11:05の樺 …11:15八方池11:45…12:50八方池山荘
              …13:15リフトー1:19鎌池湿原…リフト―北尾根駐車場1:25…23:00自宅
            



「梓道の駅」で仮眠して、早朝に八方の黒菱林道北尾根駐車場に向かいます。
途中青木湖で雲海の美しい景色に出会い、眠気が覚めました。




駐車場からリフトには乗らないで、八方池山荘へ登山道を行きます。
白馬の町にかかる雲海を眺めつつ、のっけから黒菱の壁越えの急登です。

 


 
八方池山荘北側の展望台に寄り道、白馬岳/杓子岳/白馬鑓ヶ岳/小蓮華山/白馬乗鞍岳の山容が、雲の動きにつれてめまぐるしく変貌する様子を眺めます。




木道の巻道を回避して尾根ルートを進み、右手に白馬三山~白馬乗鞍岳へと続く稜線を常に望みながら登ります。

杓子岳/白馬槍ケ岳とハッポウワレモコウ



驚く程にたくさんの高山植物が咲いています。
八方尾根の特産種ハッポウタカネセンブリ、ハッポウワレモコウはすぐに見つかり、

ハッポウミヤマセンブリ

カライトソウ・イワショウブ、ミヤママツムシソウ、オニアザミ、エゾシオガマ、ミヤマトウキ、オヤマリンドウなどざっと数えても50種は下りません。

ミヤマトリカブト
 
タムラソウ


ウメバチソウ
ハクサンシャジン
 


アカバナシモツケソウ


クガイソウ

ミヤマコゴメグサ
   

花を追い、雄大な山岳景観に魅了されながら登って行きます。
快晴の山の日、さすがに多くの人たちで賑います。

第Ⅱケルン
尾根ルートと巻く道ルートが交わるトイレのある広場


 
唐松岳と不帰ノ嶮Ⅰ峰・Ⅱ峰(左から)

不帰ノ嶮 Ⅰ峰・Ⅱ峰.Ⅲ峰(左から)

大好きな鹿島槍ヶ岳と五竜岳


花を愛で、雄大な後立山連峰の展望に酔いしれるのろのろ歩み。
コースタイムを1時間もオーバーして八方池に到着します。







八方尾根自然研究路から先に唐松岳の登山道を扇雪渓まで前に進みます。




途中2ヶ所、下ノ樺と上ノ樺に1ヶ所づつ爛漫の花園がありました。
盛夏から秋の花へと順番に咲いていく例年とは異なって、今年は両方が一斉に咲いているとのこと、麗しの花壁が見事です。



花壁の中を上ります。

上の樺は、花壁の左は五竜岳と鹿島槍ヶ岳の迫力の展望。








期待の扇雪渓はひさんな状況。
今年の降雪量の少なさをものがたります。






帰りの高速道路の混雑が懸念されるのでここで下山します。
八方池を俯瞰、雨飾山・金山・焼山・火打山・妙高山、乙妻高妻・飯縄山を望みます。


左から 雨飾山、焼山、焼山と火打山の鞍部手前に金山、火打山、妙高山
 

雲が湧いてきました。
八方池ではまだたくさんの人が寛いでいます。
北アルプスの高山にいながらもゴンドラやリフトで手軽に麓に下れるが故の余裕です。




帰りは、八方池山荘からグラートクワッドリフトで黒菱平へ。




鎌池湿原で黒菱第Ⅲペアリフトに乗り換え、
標高1500mの北尾根駐車場に戻り下山しました。

鎌池湿原から白馬三山



 

2016年8月2日火曜日

湯河原 柱状節理の滝・幕山周回ハイキング




2016年07月30日(土)快晴
 
湯河原新崎川柱状節理の滝を案内して貰います。
湯河原駅9:00出発のバスで幕山へ、幕山公園管理棟を9:45スタートです。
夏の陽は十分に高く上ってアスファルト道路の照り返しと背後から受ける日差しで、歩き始めて早々に汗が吹き出します。

【山名】幕山標高625m

【山域】箱根外輪山

【コースタイム】 行程 ; 駅より記入(-電車バス等 =車・タクシー ・・・歩行)
               8:30湯河原駅9:00(バス)ー9:18幕山バス停…幕山管理棟9:40
               …幕山公園新崎川遊歩道…一の瀬9:55…鎌倉幕府開運の道…9:56辰沢
               …10:09大石平…10:22白銀ハイキングコース…10:49白銀林道出合10:55
               …11:02深沢を板橋で渡る11:05…11:23白銀ハイキングコース土肥大杉跡
               …中尾沢巻路に入る…11:35中尾沢右俣F1…11:36中尾沢左俣F1
               …11:36右俣巻路登り…11:45右俣F2柱状節理・六方の滝12:18
               …13:06白銀林道出合…13:49白銀林道幕山登山口…14:10幕山山頂
               …14:55幕山管理棟…15:09バス乗車―湯河原駅15:33(小金井行き



白銀ハイキングコースの序盤は夏草が覆う踏み分け道です。






いつしか藪を抜け、木漏れ日を浴びる緑陰の道。
小さい沢を1つ2つ、3つ目は深沢の危なかしいい板橋を渡り、
雑木の森を緩く上って行きます。
 
 
 



土肥大杉跡方面へ中尾沢を徒渉する処で、白銀ハイキングコースを離れます。
中尾沢に沿って左岸巻道を上ります。




2度沢を渉り返して、右岸の巻道を進むと右側に中尾沢右俣のF1が見えてきます。
落差20メートルくらいでしょうか。




続いて中尾沢左俣のF1も、正面に見えてきます。
落差はこちら左俣F1の方がありますが、滝幅と水量は右俣F1の方が勝ります。




目的の柱状節理の滝は中尾沢右俣のF2です。
左股の沢床に降りて左岸に、ロープが下がる右俣と左俣の急な中間尾根を20mほど登ってから右にトラバース。




右俣F1の落ち口上部に出て、沢床に向かって2mほど下ると中尾沢右俣F2、
柱状節理の滝が左前方に登場します。





万緑の森に、漆黒の岩肌を飛沫をあげて流れ落ちる滝。




地元では、岩盤の形状から六方の滝と呼ばれているそうです。
噴出した溶岩が冷え固まる際に、四角形五角形六角形の石柱が出来上がったそう。


 
 
方形の石柱を垂直に段差をつけて積み重ねた岩壁を滑り落ちる滝。
白い水流と漆黒の岩肌、躍動する光と影!印象的な美しい情景です。





他ではあまり見ることのない情景に感嘆します。
リーダーが苦労の探査で手にしたルートの由。
案内していただき幸甚です。




滝壺に小さな生き物
真っ黒い色をした全長10㌢ほどのサンショウウオ?でしょうか。
初めハコネサンショウウオと思ったのですが、帰って調べると違っていました。
同定は簡単ではなく私には謎です。



昼食休憩を40分とって貰ったのに、去りがたいのです。
しかしカメラマンがやって来ました。
潮時です、譲りましょう。

来た道を白銀林道出合まで戻って、帰路は白銀林道を南下、幕山の天辺を踏んでから公園管理事務所のある広場に下山します。
幕山の北側登山口。標識がなければ叢ですな。
 
山頂から真名鶴半島
空も海も真っ青