2013年4月12日金曜日

高尾山 薬王院


山の会の仲間と高尾山に出かけました。
高尾山が初めての人がいたので王道1号路で薬王院に参詣して、あわよくば陣馬山までもの予定でした。
ところが出だしからコンクリートの一号路を止め、足にやさしい6号路から4差路で3号路に入って裏から薬王院を訪ねるという王道ならぬ変則ルートを皮切りに思惑外れの一日になりました。



私も薬王院に参詣するのはずいぶん久しぶりでした。
彫刻が施こされた荘厳な御本堂や極彩色の御本社、日本建築の粋を目の当りにします。


護摩供養の御本堂に入る僧侶の行列にも遭遇しました。
ホラ貝を吹き鳴らす僧に続いて紫の法衣の高僧には従者が大笠を差し掛けて従っていました。
高尾山は豊かな自然と濃密な日本文化が体感できることから外国の人の高い評価を得ているのでしょうね。
通り抜けるはずの薬王院で予定外に熱心に過ごして高尾山山頂に向かい始めると、頬に冷たい感触、慌てて雨具を羽織ります。
気温が下がってきたようで雨具の下にもう1枚着込む程です。



それなりに人混みの高尾山山頂で記念写真を撮って、先に進みます。



もみじ台の茶店に差し掛かると頃合いもよく、名物のなめこ汁を注文して昼食にします。
西空に広がった黒雲から雨と凍えるような風が送り込まれて、あったか~いなめこ汁が格別でした。
おなかは満たせたのですが、天候急変に先を続けようという気持ちは萎えて、あっさり下山することにします。

もみじ台から山頂巻道で稲荷山コースに出ると霰がおちてきました。
新緑に包まれる広い尾根道は気分が良いのですが、折悪しく濡れた粘土質の路面は足元注意。
尻餅は避けられたものの柔軟体操並みに足を持っていかれたりしながら高尾山口に下山しました。

高尾にいる間は降ったり止んだり、電車が高尾を離れるころには青空が戻っていました。
残念といえば残念な、日本文化の一端に親しむまたとない機会を得られたという点では有意義な、
結果としてはとても楽しい1日でした。



2013-04-11 散策




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